坂井洋(27=栃木・115期)が直線、大外を伸びて優勝。坂井はこれがうれしい記念初制覇となった。
郡司がスタートを決めて岩本―郡司―内藤―中村―古性―稲垣―東口―坂井―浅井で周回。赤板で古性―稲垣―東口が上昇するも、岩本が突っ張る。古性は外で粘り、番手に追い上げるも郡司がさばき番手を死守。打鐘で中村が遅れたところに稲垣が入り、古性を迎い入れ最終H通過は古性が4番手、8、9番手に浅井、坂井。1Cから浅井が捲ると合わせて古性と郡司も踏む。浅井が外を乗り越えると、そのスピードをもらった坂井が大外を伸び優勝。浅井は四日市記念5Vに惜しくも届かず。人気の郡司は3着に終わった。
これが、115期NO.1だ。「信じられなかったけど、手を上げちゃった」とゴール後、何度もガッツポーズし、その喜びを表現した。猛者が集った一戦での単騎戦。決して楽ではなかったが、「チャンスはあると思っていた。とにかく落ち着いて、行けるタイミングでと思っていた」と勝負どころを待って的確に仕留めてみせた。
後輩の117期にはビッグ覇者も出た。負けていられない。「しっかり練習してヤング(GP)に備えて頑張りたい」。記念を制して自信のあふれたイケメン。若武者の頂点に立つ準備は整った。
◆次走 優勝した坂井洋は小松島FⅠ(14~16日)、2着の浅井康太、3着の郡司浩平は小倉GⅠ競輪祭(18~23日)。